入社したばかりなのに辞めたいと思うなんて、自分が弱いんだと思っていました。周りは普通に頑張っているように見えたし、親にも友達にもすぐ辞めたいなんて言えませんでした。
でも実際は、研修の段階からずっと苦しかったです。何をしても怒られる感じがして、質問しても迷惑そうにされて、毎日自分だけが置いていかれているみたいでした。
一番つらかったのは、『まだ始まってもいないのに辞めたいなんてダメだ』って、自分で自分を責め続けていたことです。会社がしんどいのに、家に帰ってからも自分のことを責めて、全然休まらなかったです。
朝の準備をするだけで涙が出そうになる日もあって、それでも『数か月我慢したら慣れるかもしれない』と思って出社していました。でも、慣れるどころかどんどん苦しくなっていきました。
動いたあとに思ったのは、入社直後かどうかと、限界かどうかは別なんだなということです。早いか遅いかじゃなくて、その時点で自分がもう無理かもしれないと思っていたなら、それをもっと重く見てよかったんだと思います。
辞めたあとすぐに全部前向きになれたわけではないです。でも、毎朝会社に行くことだけ考えていた時よりは、ずっと呼吸しやすくなりました。少なくとも、自分を追い詰める場所から離れられたのは大きかったです。
今は、入社してすぐ辞めたいと思った人ほど、『甘えかな』じゃなくて『何がこんなに苦しいのか』をちゃんと見たほうがいいと思っています。あの時の私は、そこを無視しすぎていました。