看護師40代即日退職成功例退職代行

もう明日は行けないと思った夜、即日で辞められた話

実際の相談傾向をもとに再構成したケースです。特定の個人や事業者を示すものではありません。

夜勤明けに帰宅して、そのままソファに倒れ込みました。身体が重いとか疲れているとか、そういう言葉では追いつかない感覚でした。40代になってからというもの、回復に時間がかかるようになっていたのは自分でもわかっていました。それでも続けてきたのは、責任感なのか惰性なのか、もう自分でも区別がつかなくなっていました。

その日の夜勤中、師長に呼ばれてひとつの出来事について経緯を問われました。理不尽だとは思いましたが、口答えする気力もありませんでした。ただ頷いて、その場をやり過ごしました。帰り道、信号待ちをしながら、ああ、もう無理だと思いました。静かに、すとんと、そう思いました。

翌朝、目が覚めてすぐに時計を確認しました。出勤まで二時間。身体を起こそうとして、動けませんでした。正確には、動く気が完全に失われていました。これほどはっきりとした拒絶を自分の中に感じたのは初めてのことでした。泣くでもなく、ただ天井を見ていました。

スマートフォンで「即日退職」と検索したのは、ほとんど無意識でした。退職代行という仕組みがあることは知識として知っていましたが、自分が使うとは思っていませんでした。40代で、キャリアもそれなりに積んで、自分で辞表を出せないのかという気持ちも正直ありました。でも、職場の電話番号を見るだけで手が震える状態では、自分で連絡することは難しいと判断しました。

申し込みはスマートフォンから数分で終わりました。その後、担当の方から連絡があり、流れの説明を受けました。私がすることは、私物の引き取り方法や書類の受け取り先を伝えるだけでした。職場への連絡は全て代行してもらえると聞いたとき、はじめて少し息ができた気がしました。

その日の午前中のうちに、職場への連絡が完了したと知らせが来ました。退職の意思が伝わり、受理された、という簡潔な報告でした。私は布団の中でそれを読みました。長年勤めた職場を、自分の声一つ出さずに辞めたという事実が、しばらく実感を持ちませんでした。

翌日も、その翌日も、出勤しなくていい朝が続きました。最初の数日は、何か取り返しのつかないことをしたのではないかという不安がありました。でも、身体の感覚は正直でした。毎朝、胃が痛くない。それだけで、決断は間違っていなかったと感じました。

後日、郵送で返送する書類が届き、必要事項を記入して送り返しました。手続きそのものは淡々と終わりました。看護師として20年近く働いてきた職場との別れが、こんなに静かなものだとは思いませんでしたが、派手な幕引きを望んでいたわけでもありませんでした。

しばらく経った今、次のことをゆっくり考えています。すぐに動く気力はまだありませんが、焦りも薄れてきました。あの朝、動けなかった自分を責めなくてよかったと思っています。限界のサインを無視しなかったこと、それだけで十分だったと、今は思えています。

このケースで不安になりやすい点

  • - 会社へどう伝えるか
  • - 本人へ直接連絡が来ないか
  • - すぐ辞めたい時にどう整理するか

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