看護師40代人手不足成功例退職代行

人手が足りない現場で、限界まで働き続けた日々のこと

実際の相談傾向をもとに再構成したケースです。特定の個人や事業者を示すものではありません。

気づいたら、病棟の常勤スタッフが自分を含めて三人になっていました。辞める人が続いて、補充がまったく追いつかない状態が一年以上続いていました。新しく入った人はすぐに疲れて辞めていき、残った人がさらに負担を背負うという繰り返しでした。それがもう、当たり前の景色になっていました。

休憩が取れない日は珍しくありませんでした。昼食をとる時間もなく、水を飲むことすら忘れてナースステーションと病室を往復していました。夜、帰宅してから何を食べたかを思い出せないこともありました。身体は動いているのに、頭の中がどこかぼんやりしている感じが続いていました。

師長には何度か「人が足りていない」と伝えました。そのたびに「わかってる、上に掛け合ってる」という返事が返ってきました。でも状況は変わらなかったです。掛け合ってくれているのだとは思いながらも、現場には何も届いてこない日々に、少しずつ信頼が薄れていきました。

40代になってから、回復のペースが落ちたと感じていました。20代のころは疲れても週末には戻ってこられた気がしていましたが、今は休日に横になっていても疲労が抜けないままでした。それでも月曜日には出勤していました。「自分が休んだら回らない」という気持ちが、足を動かしていたのだと思います。

ある夜、仕事から帰ってソファに座ったとき、涙が出てきました。泣く理由が思い当たらなかったのに、止まりませんでした。そのとき初めて、もう限界なのかもしれないと思いました。それまでは「まだ頑張れる」と自分に言い聞かせてきたのですが、その夜はそう思えなかったです。

退職の意向を師長に伝えると、「今辞められたら困る」と言われました。気持ちはわかりました。でも、その言葉を聞いたとき、自分の体調よりも現場の都合が優先されているのだと感じて、何かが決まった気がしました。自分の身体は、自分で守るしかないと思いました。退職代行に連絡したのは、その翌日のことでした。

手続きはすべて代行してもらいました。職場から直接連絡が来ることはなく、退職届の提出も私物の引き取りも、すべて指示に従うだけで進みました。拍子抜けするほどあっさりと、職場との関係が終わりました。ずっと「辞められない」と思い込んでいたのが、思い込みだったのだとわかりました。

退職してしばらくは、何もしない時間が怖かったです。急がないといけないことがないのに、身体が勝手に緊張していました。でも、一週間ほど経つと、朝に目が覚めたとき、重さのない感覚があることに気づきました。あ、これが普通なのかもしれないと、そのとき思いました。

今は少し距離を置きながら、次のことをゆっくり考えています。看護師を続けるかどうかも含めて、焦らずに決めようと思っています。あのとき決断して良かったと感じています。もっと早く動いていれば、と思わないでもないですが、あの夜涙が出たことが、自分を動かすきっかけになったのだと今では思えます。

このケースで不安になりやすい点

  • - 会社へどう伝えるか
  • - 本人へ直接連絡が来ないか
  • - すぐ辞めたい時にどう整理するか

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