パートとアルバイトは、正社員より気軽に入れて気軽に抜けられるものだと最初は思っていました。忙しい日があっても、その場を回すために少し無理するくらいで済むと思っていたんです。
でも実際は、人手不足の日が続くうちに空気がどんどん重くなりました。シフト表が出るたびに足りない日が分かるし、休みの日でも店から連絡が来ると、また入ってほしいのかなと身構えるようになっていました。
一番しんどかったのは、出勤している時間より、出勤前のほうでした。今日は何人足りないんだろう、また残ってと言われるかな、と考えるだけで気持ちが沈んで、バイトなのに生活の中心が全部そこに引っ張られていました。
辞めたいと思っても、店長に言えばたぶんすぐ困った顔をされるのが分かっていました。実際、誰かが休むたびに残っていたのはいつも同じ人たちで、その中で辞めたいと言うのはかなり言いづらかったです。
動いたあとにいちばん楽だったのは、急なシフト連絡に怯えなくてよくなったことでした。携帯が鳴るたびに仕事のことを考える感じがなくなるだけで、思っていた以上に気持ちが静かになりました。
今思うと、雇用形態が軽いことと、しんどさが軽いことは全然別でした。パートやアルバイトでも、現場の回し方次第では普通に追い込まれるし、そこを自分で軽く見ない方がよかったと思います。
同じように人手不足で削られている人ほど、自分が便利に穴埋め要員みたいになっていないかを一度見た方がいいと思います。我慢を続けるほど、しんどさが当たり前になってしまうので。