パート・アルバイト20代辞めづらい成功例退職代行

辞めたいのに言い出せなかった、あの頃のこと

実際の相談傾向をもとに再構成したケースです。特定の個人や事業者を示すものではありません。

辞めようと思いはじめたのは、秋も深まった頃でした。週に四日入っていたシフトが、いつの間にか五日になっていて、それでも「急に減らすと迷惑をかけるから」と自分に言い聞かせて、そのままにしていました。

店長はよく「君がいないと回らない」と言いました。最初はその言葉を素直に受け取っていましたが、だんだんそれが重荷になっていきました。感謝されているのか、縛られているのか、自分でも区別がつかなくなっていました。

一度、思い切って「来月から少し日数を減らしたい」と伝えたことがあります。すると店長の表情がすっと曇って、「今は難しいな」とだけ言われました。それ以来、辞めるという言葉が喉のあたりに引っかかったまま、出てこなくなりました。

スマートフォンで「バイト 辞め方」と調べたのは、深夜のことでした。翌日もシフトが入っていて、眠れなくて、布団の中で画面を見ていました。退職の手続きを代わりに行ってくれるサービスがあると知ったのは、そのときです。

最初は半信半疑でした。アルバイトでも使えるのか、費用はどのくらいかかるのか、本当に自分で連絡しなくていいのか。調べれば調べるほど、思っていたよりずっと現実的な選択肢だとわかりました。

申し込みをしたのは、ある平日の午後でした。手続きは想像していたより短くて、その日のうちに職場への連絡が完了したという連絡が届きました。拍子抜けするくらい、あっさりしていました。スマートフォンを置いて、少しの間、ぼんやりしていました。

翌日、店長から着信がありましたが、出る必要はないと言われていたので、そのままにしました。着信音が鳴り止んで、また静かになりました。怖いような、でも少し楽になったような、不思議な気持ちでした。

その後、正式な退職の流れも滞りなく進みました。制服の返却など細かいことは郵送で対応でき、直接顔を合わせることはありませんでした。ずっと「辞めると言ったら何か言われるかもしれない」と思っていたのに、結局それは杞憂でした。

あのとき誰かに頼ることにして、よかったと思っています。パートやアルバイトだから、と自分の気持ちを後回しにしていた期間が、一番きつかったです。辞めること自体は、思っていたほど大ごとではありませんでした。

このケースで不安になりやすい点

  • - 会社へどう伝えるか
  • - 本人へ直接連絡が来ないか
  • - すぐ辞めたい時にどう整理するか