パート・アルバイト20代シフト成功例退職代行

シフトに振り回されて、もう限界だと気づいた日のこと

実際の相談傾向をもとに再構成したケースです。特定の個人や事業者を示すものではありません。

最初はそんなに悪い職場だとは思っていませんでした。週に3日、決まった時間に入って、決まった時間に上がる。そういう約束で始めたはずでした。でも気がつけば、シフト表に自分の名前が入っている日数が、いつの間にか増えていました。

断れなかった、というより、断り方がわからなかったのだと思います。「今日だけ」「来週だけ」という言葉が毎週続いて、気がつけば学校の課題に手をつける時間も、友人と話す時間も、じわじわと削られていました。スマホに店長の番号が表示されるたびに、胃のあたりがきゅっとなるようになっていきました。

一番つらかったのは、自分でシフトを希望した日に「やっぱり来てほしい」と連絡が来たときでした。その日は家の用事があって、事前に申請もしていたのに。断ったら翌週のシフトをほとんど入れてもらえなくて、それが何を意味するのかはなんとなくわかりました。

辞めようと決めたのは、ある朝、バイト先に向かうバスの中でのことでした。何も悪いことは起きていないのに、ドアが開くたびに降りたくなって、どこか遠くに行ってしまいたいと思いました。自分がおかしくなっているような気がして、少し怖くなりました。

でも辞めると言い出すのが怖くて、しばらく動けませんでした。シフトを減らしてほしいと一度だけ伝えたことがあったのですが、「なんで?」と聞き返されて、うまく言葉にできなかったことを今でも覚えています。辞める、という言葉を口にしたらどうなるか、考えるだけで手が震えました。

退職を誰かに代わってもらえるという話を知ったのは、同じような経験をした友人からでした。最初は大げさかなと思いましたが、「自分で言わなくていい」という一文を読んだとき、涙が出そうになりました。それが自分にとって一番しんどい部分だったのだと、そのとき気づきました。

手続きは拍子抜けするほどあっさりしていました。必要なことを伝えて、あとは任せるだけでした。店長からの連絡が来ることもなく、翌日には退職の意思が伝わったという知らせが届きました。その日の夜、久しぶりにまっすぐ眠れました。

バイトを辞めてから少し経った今、あのころシフトのことを考えながら眠れなかった夜を、なんとなく遠いことのように感じます。アルバイトだからとか、まだ若いからとか、そういう理由で我慢し続ける必要はなかったのだと、今ならはっきりと思えます。助けを借りることを、もう少し早く選んでよかったと思っています。

このケースで不安になりやすい点

  • - 会社へどう伝えるか
  • - 本人へ直接連絡が来ないか
  • - すぐ辞めたい時にどう整理するか