パート・アルバイト30代シフト成功例即日退職

シフトのことが頭から離れなくなった、あの頃のこと

実際の相談傾向をもとに再構成したケースです。特定の個人や事業者を示すものではありません。

最初は週に三日だけ、と決めていたはずでした。子どもの送り迎えがある日は入れない、夕方以降も難しい、そう伝えた上で採用してもらったのに、気づいたときには週五日のシフト表に自分の名前が並んでいました。

断れなかったのは、断り方がわからなかったからだと思います。『○○さんしかいないから』と言われると、それ以上何も言えなくなりました。職場の空気というより、自分の中にある何かが声を飲み込ませていたのかもしれません。

シフトが出るたびに、胃のあたりがぎゅっとなりました。翌月の予定を見るのが怖くて、スマートフォンの通知をしばらく放置していたこともあります。家に帰っても仕事のことが頭の隅に残っていて、夜中に目が覚めることが続きました。

ある週末、子どもの行事と急に入れられたシフトが重なりました。店長に相談したところ、『前から言ってくれてたら調整できたのに』と言われました。でも、シフトが出たのは三日前のことでした。そのとき初めて、ここにいてはいけないと思いました。

辞めることを誰かに話せないまま、インターネットで検索を続けていました。パートでも退職代行が使えると知ったのは、夜中の二時を過ぎた頃だったと思います。正直、自分のような立場の人間が使っていいものなのか、最初はためらいがありました。

翌朝、思い切って問い合わせをしました。電話口の人は落ち着いた声で、状況を丁寧に聞いてくれました。雇用形態を気にする必要はないこと、連絡はすべて代行してもらえること、その日のうちに伝えることもできると教えてもらいました。

手続きが終わったあと、職場から直接連絡が来ることはありませんでした。拍子抜けするくらい、あっさりとしていました。ずっと引き留められるか、何か言われるかと怖かったのに、それがなかったことで初めて、自分がどれだけ構えていたかを知りました。

しばらくは何もしない時間を作るようにしました。子どもと公園に行って、夕ごはんを一緒に食べて、夜は眠れるようになりました。当たり前のことが戻ってきた、ただそれだけのことが、思いのほか大きく感じられました。

パートだからと遠慮する必要はなかったんだと、今はそう思っています。働き方の形がどうであれ、無理をしていいわけではなかった。あのとき問い合わせてみて、よかったと思っています。

このケースで不安になりやすい点

  • - 会社へどう伝えるか
  • - 本人へ直接連絡が来ないか
  • - すぐ辞めたい時にどう整理するか