派遣20代更新停止失敗例契約終了

更新停止の連絡が来て、焦って動いたら余計こじれてしまった話

実際の相談傾向をもとに再構成したケースです。特定の個人や事業者を示すものではありません。

その連絡が来たのは、契約更新の2週間前でした。派遣会社の担当者から「今回は更新が難しくなりました」と電話で告げられた時、頭が真っ白になったのを覚えています。特に問題を起こした覚えはなく、職場の人たちとも普通に話せていると思っていたので、理由がまったく飲み込めませんでした。

最初に動いたのは、直接派遣先の上司に話を聞きに行くことでした。今思えばこれが最初の失敗でした。派遣会社を通さずに職場の人間に「なぜ更新されないんですか」と聞きに行ったことで、先方は明らかに困惑した様子で、それ以降わたしへの対応がよそよそしくなってしまいました。

派遣会社に「理由を正式に教えてほしい」と繰り返し連絡しましたが、返ってくる答えはいつも曖昧なままでした。「先方都合です」「業務量の調整です」という言葉を何度聞いたかわかりません。不満が積もって、電話口で少し声を荒げてしまったこともありました。後から考えれば、それも関係をこじらせる一因になっていたと思います。

契約満了まで残り一週間というタイミングで、わたしは出勤をやめてしまいました。正式な手続きも踏まずに、ただ「もう行きたくない」という気持ちだけで連絡を絶ってしまったのです。その時は自分なりの抵抗のつもりでしたが、派遣会社からは就業規則違反として扱われることになりました。

しばらくしてから、失業給付の手続きに行きました。ところが、契約期間中に無断欠勤があったという記録が残っていて、給付開始までに想定より長い待機期間が設けられてしまいました。生活費の見通しが立たなくなり、次の仕事を探す余裕も気力もなくなっていきました。

派遣会社のその担当者とはその後も何度かやり取りがありましたが、関係はすっかり壊れていました。新しい仕事を紹介してもらおうと連絡しても、「今は合う案件がなくて」と断られ続けました。怒りにまかせた言動が、自分の選択肢を狭めていたのだと気づいた時には、もう手遅れでした。

更新停止そのものは、どうにもできなかったかもしれません。でも、その後の動き方は間違えてばかりでした。焦って直接乗り込んだこと、感情的に担当者に当たったこと、最後は無断で行かなくなったこと。一つひとつは些細な判断ミスでも、重なるうちに逃げ道がどんどん狭くなっていきました。

あの頃のわたしに必要だったのは、冷静に動いてくれる第三者の存在だったと思います。契約終了の手続きや派遣会社とのやり取りを、感情を切り離して進めてくれる誰かがいれば、少なくともあそこまでこじらせずに済んだかもしれません。焦りと怒りのまま動くと、思った以上に大切なものを失うのだと、身に染みて感じた出来事でした。

このケースで不安になりやすい点

  • - 会社へどう伝えるか
  • - 本人へ直接連絡が来ないか
  • - すぐ辞めたい時にどう整理するか

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